【あるふぁもるとくらぶ】 第2号


【あるふぁもるとくらぶ】  第2号

皆様、残暑の中、どうお過ごしでしょうか?
夏ばてにはご注意を。ちなみに、私は、なりつつあります・・・。
と、こんな形での書中見舞いでした。

1999年も8月となり、2000年が近いです。で、
※グレンモーレンジ ミレニアムモルト12年
  いわゆる、2000年記念品ものというやつです。1999年限定発売品で、
  現在は終売して、店頭品のみの商品です。
  口当たりは、普通の12年物よりは口の中での広がりが強く、
  フィニッシュフレーバーは強く、長いです。
  時間をかけて楽しめるモルトです。
  一本限りで、今世紀中には飲んでおきたい一品です。
  
※UDクラシックモルトセレクション ダブルマチャードシリーズ
  ラガヴーリン  1979  ペドロヒメネスカスク  43%
※同じく
  オーバン  1980  フィノシェリーカスク  43%
  ・UD所有の蒸留所の中から各地域の特色があるとされている、6蒸留所を
  クラッシックモルトシリーズとして発売。そのシリーズを、去年、
  普通の熟成期間に、特殊な樽での熟成期間を加えたダブルマチャードという
  製法を使った新商品を発売。上記の2品はその一部。
  ラガヴーリンは、元々高い完成度のモルトだが、そこに、ペドロヒメネス
  シェリーと言う、独特の風味とこくを持ったシェリー樽に移し替える事に
  より、さらに深いこくと甘みが加えれて、いい味を出している。
  もとが好きな人でも、そうでない人でも楽しめる1品。
  オーバンは、元来は比較的あっさりとした仕上がりの中にも、少しばかりの
  癖が、特徴であったが、ある意味、その特徴からは離れた仕上がりとなって
  いる。フィノ(辛口)シェリーの風味がより強く反映されており、フィニッシュ
  は、ゆっくりだが、静かに流れていく。後口爽やかなモルト。
  元々が好きな人には、新鮮な驚きがあるかも。
  ともに、オフィシャル品ではあるが、限定品的な扱いになっている。
  飲み比べてみるのも面白い。
  
 今の所は、新商品というよりは、面白い商品のリストのような気もしますが、
 おいおい、入り次第、乗せていきましょう。
 
 ∫シングルモルト用語集
 で、第2回です。今回は、上記にあった、UDとクラシックモルトセレクション
 さらに、ダブルマチャードについて、若干の補足説明です。
    UD・・・ユナイデッド・ディステラリー社(United Distillers)の略称。
            スコッチ業界の最大手。スコットランドにある蒸留所の約半数近い
            蒸留所を所有しており、現在でも買収、売却を繰り返しており、
            実際の所有数は確認しづらい。最近では、シングルトンと言う
            銘柄のモルトウイスキーを出していた、オスロスク蒸留所を買収。
            その生産、販売を中止。ブレンドウイスキーの原酒のみの製造とし
            た。
  クラッシックモルトセレクション・・          
            UDが所有する蒸留所の中から、各地域の特徴が良く出ていて、
            なおかつ、風味が良いものを厳選して、シリーズ化しているもので
            各地域とは、スペイサイド(クランガンモア)、ハイランド(ダル
           ウィニー)、西ハイランド(オーバン)、ローランド(グレンキン
           チー)、アイラ島(ラガヴーリン)、アイランズ(タリスカー)と
           なっている。しかし、これは、このシリーズの区分の仕方で、
           一般的な区分として、西ハイランドではなくて、キャンベルタウン
           となっている。このキャンベルタウン、陸続きと言う考え方では、
           ハイランドに属しているが、地理的場所からはローランドに相当する
           為に、別扱いにされている。
             各地区のモルトをのみ比べてみると、地域性の違いが分かってくる。
             お試しあれ。
  ダブルマチャード・・・一般的にモルトの熟成には、一つの樽を使い熟成させ
                る。この時の樽は、各蒸留所によって、ことなり、おもに
                シェリー樽やバーボン樽が用いられる。この使い古しの樽を
                使うと言うのは、法律で定められており、これを破ると
                スコッチとは名乗れず、したがって新樽を使っての熟成は
                行われない。
                しかし、ある程度一つの樽で、熟成された後、再び風味の
                違う樽で熟成させることにより、あらたな味と風味をつける
                ことで、そのモルトに新しい可能性を見出すと言うのが
                ダブルマチャードというものである。マリッジともいわれ、
                英語の結婚に近い意味がある。
                この試みは、古くはバルベニー蒸留所が、最近ではグレン
                モーレンジ蒸留所などが手がけており、様々な味や風味の
                モルトを生み出しています。
                
    ちょっと長くなりました、今回はこんな所にしておきましょう。
    また、分からない用語や、今回でも分かりづらいものがありましたら、
    ご質問ください。必ず、調べて、わかりやすく解説していきます。
          
 次回、発送は、8月末から、9月上旬を予定しています。
 今回同様、遅れる可能性はありますので、御容赦ください。
 でわ。        

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  良いウイスキーには、時間と自然が不可欠である。
  
 malter

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