【あるふぁもるとくらぶ】 第3号


【あるふぁもるとくらぶ】  第3号

日々涼しくなり、自分的には、あの暑い夏を乗り切ったと言う、
満足感に浸る今日このごろ。あいも変わらず,食が太いマスターです。

と言うことで、今回は飲んでみて以外に感動したやつから、
※グレンファークラス21年(オフィシャルボトル)
  珍しくオフィシャルボトルの紹介でしたが、21年の時間を忠実に
  表現している1品です。現地スコットランドでも人気の高いもので、
  ワインのフルボディのように深いこくと甘みが特徴です。特に21年
  という時間がプラスされると、より甘みが増していきます。これは、100
  %シェリー樽を使用しているからで、同じく100%使用のマッカランとは
  若干おもむきが違う仕上がりになっています。バランスと言う点では、後者の
  方が評価は高いようですが、個人的な評価では、こちらのほうがいい味わいの
  ような気はします。
  ちなみにグレンファークラスとは、ゲール語で「緑の草原の谷間」を意味します。
  
※スコッチモルトカスクセレクションシリーズ
  これは、日本でモルト販売を手がけている「スコッチモルト販売」と言う会社
  のオリジナルブランドで、この春に発売されたものです。全体的に若いモルト
  が多く、カスクのきつい風味と、若さゆえの荒々しさが特徴のようです。
  銘柄の先入観から飲むよりは、まったく違うタイプのモルトであると、認識
  して飲むほうがよりそのモルト自体を把握しやすいと思います。
  その中から、2つほど、
  マッカラン 10年 1989蒸留樽詰め  1999瓶詰め  59.6%
    最近蒸留された、若々しいマッカランです。オフィシャルは、まだ出ること
    がない、蒸留年のものです。
    本来のマッカランにある華やかな香りと絶妙のバランスと言う項目は、この
    モルトには当てはまりません。パワフルな衝撃と後から来る甘みと長い
    フィニッシュが特徴でしょう。マッカランらしくないマッカラン。この一言
    に尽きるでしょう。ただし、オフィシャルとして発売されている、10年10
    0プルーフよりはおいしいです。
  ダルモア 9年 1990蒸留樽詰め  1999瓶詰め  59.8%
    こちらも、上記と同じくわかもののダルモアです。ダルモア自身、若い状態
    で瓶詰めされたことはあまりなく、オフィシャル12年が一般的なもので、ボ
    トラーズでも、殆どお目にかかることはない。ゆえに、比較的レアなもので
    はあります。
    味は、先のマッカランと同じく爆発的な衝撃からはじまり、苦みと雑味が
    感じられる。次いで舌全体がぴりぴりとするが、口の中かの衝撃は消え、
    喉の奥のほうにあまり長くはないが、フィニッシュフレーバーは続いていく。
    こちらは、比較的ダルモアらしさは、出ていると言ってもいい。スパイシー
    な味や苦みの部分は、より大きすぎるくらいに表現されている。
    
  上記以外にも、後4種あり飲み比べてみると面白いでしょう。
  
 ∫シングルモルト用語集
 今回は、モルトの銘柄でありに蒸留所名の語源になっている(一部例外あり)ゲー
 ル語とその主要な意味についてです。
 ※ゲール語・・・アイルランドから流れて来たケルト民族、スコット族の言語。
           特異な発音を基本としており、これにイングランドから流れてきた
           英語と混ざり合い、現在のスコットランド訛りスコテシュと呼ばれる
           ものになった。
           むしろ、言語としては、このスコテシュが現在は主で、ゲール語自体
           は、言語としては殆ど存在しておらず、一部の地区にのみ、それを話
           すなす人がいるのにとどまり、地名や土地名、蒸留所名として、現存
           する。日本のアイヌ語に相当し、北海道地名を思い浮かべてみて、間
           違いはない。
           そのいくつかを、特にシングルモルトによく使われているものを記載
           しておきます。                           例
       * ard (アード)・・・岬、小丘、高台   アードモア(ardmore)
        〜beg(ベック)・・ 小さい            アードベック(ardbeg)
          ben (ベン)・・・山、丘            ベンネビス(bennevis)
          dab,dou(ダフ、ドゥー)・・黒        ノッカンドゥ(knockando)
          glen (グレン)・・谷、峡谷         ザ・グレンリベット
                                                  (the glenlivet)
          inch (インチ)・・島               インチガワー(inchgower)
          knoch (ノック)・・丘、小山        ノックドゥー(knochdhu)
          loch (ロッホ)・・湖、内湾         ロッホサイド(lochside)
        〜more (モア)・・・大きい、偉大     ダルモア(dalmorer)
          tom (トム)・・・ 丸い山、丘       トマーチン(tomatin)
          
    これ以外にもいくつかあります。じっくり見てみるとわかりやすいかもしれ
    ません。特にglenは、最も多く使われていて、30種類以上この名を使って
    いるものがあります。これは、スコッチウイスキーの密造酒時代に深く関わ
    りがあります。詳しくは、後日にするとして、その時、密造が発覚しにくい
    場所として人里離れた峡谷や山の中を選び、そこが後にモルトウイスキーの
    メッカとなったからです。
    
お知らせです。
来月10月の3日から12日まで、臨時休業いたします。理由はお分かりの方も
いるかもしれませんが、今年もいってきます。
今回はエディンバラとロンドンの滞在を計画していますので、蒸留所には行かな
い予定です。ですから、あまり面白いモルトは持って帰らないかもしれませんが、
期待しないでお持ちください。

でわ、今回は
             Mar sir leat(マル シン レト)
                 (ゲール語でさよならと言う意味だそうです)

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良いウイスキーには、時間と自然が不可欠である。
  
 malter

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